回路設計担当
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Career step

2007-2008
通信装置の評価

2008-2009
通信装置のFPGA設計、検証

2009-2010
通信装置のFirm設計、検証

2010〜
通信装置のLSI設計、検証

技術者として幅広い知識の習得が求められる

私は現在、携帯電話における通信装置のLSI設計を担当しています。このLSI設計にはVHDLという言語を用いてプログラミングを行っていますが、イメージはC言語によるプログラミングに近いと思います。

実際の業務はVHDLのコードを記述するだけでなく、設計仕様書に載せるためのブロック図やタイムチャートを描いたり、仕様書が出来た際にレビューを行ったり、シミュレータによるタイミング検証を行ったり等、幅広い業務に携わります。単に、VHDLを知っていれば仕事をこなせるという訳ではありません。業務の過程で様々なツールを使用し、また多くの知識・スキルを要するため、技術者として、常日頃から新しいものや技術に関心を持つことがとても大事になります。

「製品(モノ)」が動くことの達成感!要求に100%で応えることは当然!

業務を進めていくと設計に伴うあらゆる課題が次々と発生します。ある課題を解決しても、今度は別の課題にとりかからなければならず、1つの業務が続く限りは課題が尽きる事はありません。しかし、課題をこつこつとクリアしていき、全ての課題がなくなったときに自分が努力した結果、初めて「製品(モノ)」として正常に動作するという事を感じれるので、設計者としての達成感や仕事のやりがいを感じます。

私は、お客様からの要求に100%で応えることは、技術者として当然のことと考えています。今後も常にアウトプットに何かしらの付加価値を付け、100%以上の結果を出せる技術者を目指します。

回路設計担当
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Career step


2005
無線基地局装置監視系FPGA設計

2006-2007
無線通信機器装置FPGA設計

2008-2009
画像処理装置FPGA設計
無線信号処理FPGA設計

2009〜
インクジェット装置ファームウェア設計
光伝送装置ファームウェア設計

ファームウェア設計だからこその難しさがある

現在私はインクジェット装置搭載FPGAのファームウェア設計を担当しています。この装置ではPCから全て制御を行うため、ファームウェアではLANからのパケット制御や印刷データ保存/読み出し用メモリインタフェースの制御、各種電圧モニタ監視等、様々な処理を行います。また、μITRON準拠のOS、ミドルウェアを搭載しているため、お客様からの要件に対して提供されているAPI(※)をいかに駆使して構築していくかという難しさがあります。

私は最近までFPGAのハードウェアの設計を行ってきたので、一部の制御内容を理解すれば、設計を進めることができました。しかしファームウェアの設計では、ハードウェア及びアプリケーションを含めて全体の仕様を押さえる必要があり、インプット情報が膨大になります。その膨大な情報量に戸惑いはありますが、チームの皆と意識を合わせて一つ一つ仕様を整理して1つのモノを作り上げていきます。

※API : アプリケーション・プログラミング・インタフェース

長時間に渡り努力した結果が報われる瞬間!世の中に出回ったモノに触れる喜び!

完成した時には、メンバーと協力して仕様検討から始まり、一つのものを作り上げるまで長期間に渡り努力してきた事が報われる瞬間であり、日々知識やスキルの向上を実感することが出来るので、大きな達成感とやりがいを感じます。開発したものが世の中に出回り、直に見たり触れたり出来た時、皆と喜びを共有できるのも嬉しいですね。

まだファームウェアの設計を始めて間もないですが、今後は更に設計手順/手法を身に付け、ハードウェア及びソフトウェアの両面から仕様を押さえれるような、マルチ且つスペシャリストな設計者を目指して、色々なシステム案件の中で自分の力を発揮していきたいです。